プロジェクトで大切なことはすべてフットサルが教えてくれた
こんにちは!おおはしりきたけです!だいぶ暑くなってきましたね~。僕は休日は体動かしてばかりいます。フットサルやる事も多いです。この業界の方は結構フットサルやっている方も多いと思います。今日は、フットサルというものがどれほど奥が深く、ここ最近の短納期スピーディーな開発と似ており、そして仕事にも役立つということを書かせていただきます。
フットサル
フットサルは、サッカーの1/4程度のコートを使用し、1チーム5名で試合を行います。簡単に説明すると5人でやるミニサッカーなのですが、サッカーとは似て非なる競技です。動きとしてはバスケットボールの動きの方が近いです。 フットサルは高度な組織力が必要なスポーツです。エンジョイレベルなら個人個人が各々の技術力を発揮するだけでも楽しめますし勝てますが、オープンクラスで戦うためにはチームの組織力が必要不可欠です。
プロジェクト
PMBOKには、以下のように定義されています。
「プロジェクトとは、独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施される有期性の業務である。」PMBOK第4版
フットサルも有期性があり、1チーム5名という体制で、勝利という目的を持ってやっているプロジェクトです。
フットサルから何が学べるのか
このブログのタイトルは、某ドラマのパクリオマージュですが、最初にも書かせていただいた通りガチのフットサルというのは、組織力が重要になってきます。勝利の為には、各々勝手なことをやっていても勝てませんし、ガチになればなるほど個人技や派手なプレイというのは役に立たなくなります。派手なプレイは、やっても楽しいし見てても楽しいかもしれません。ただ、楽しむことと勝つということは別物です。プロジェクトを成功させるためには、楽しむだけではなく、勝ちにいかなければならないのです。では、勝つためにどうするのか?答えは簡単です。当たり前のことをしっかりとやるだけです。では、当たり前のことって何でしょう。以降に書いていきます。
声を出す
運動部だった人は覚えがあると思います。練習中や試合中に「声を出せ!」と言われてたと思います。スポーツにおいて声を出すという効果はいくつかあります。
- 声を出すことで、深呼吸をするのと同等の効果があり、結果として集中力、持続力が向上する科学的な効果
- 相手に声をかけることにより、やる気、意気込みを高めたり、自分に対しても勇気づけるなど精神的な効果
- チームプレーによる意思疎通、声を出すことによる危険回避をする実質的な効果
朝会などは、まさに声だしをしているのと同じですよね。声を出すことでプロジェクトにも高い効果が得られるのはご存知の通りです。フットサルやってると疲れてきたり、圧倒的に負けてたりすると声が出なくなります。プロジェクトも同様で、意識的に声を出す習慣をつける事が非常に大切です。辛い時こそ声を出しましょう。
判断力を持つ
フットサルは、サッカーよりもコートが狭いです。その為ボールを受け取ってから次の動きまで素早い判断が必要です。フィールドには5名しかいませんし、オフェンスとディフェンスが入れ替わることも多々あります。そういった判断を各々が行なっていく必要があります。アジャイル開発でよく言われている、自己組織化と同様です。ひとりひとりが、自分自身をコントロールして、自律的に行動しチームを勝利に導くことが重要です。
明確にする
フットサルでは、前線からプレスをかけ相手のパスコースを明確にしパスカットを狙います。効果的なプレスを掛けパスコースを明確にすることで、チャンスを呼び込みます。プロジェクトではよく仕様が曖昧だったり、変更になったりということが多々あります。仕様を決めるための打ち合わせをしても、言った言わないとなることもあります。どういった経緯があったのかを明確にするために議事録があります。議事録についてはtake3000がいい記事書いているのでぜひ読んでみてください。プレスも議事録も面倒な作業かも知れません。うまく進んでいる場合は、無くても困ることは無いと思います。しかし、あの時プレスをかけていれば1点取られなかった。あの時議事録を書いておけば。。。といった後悔がないよう勝利のために必要な作業です。
基本を疎かにしない
2002年日韓ワールドカップがあった年でした。その頃私はフットサルではなくサッカーをやっていました。その当時のトルシエジャパンといえばフラット3という戦術が有名でした。私も流行りにのってフラット3なんかで試合しちゃって、オフサイドライン上げもせず結局ディフェンス薄くなっただけでボコボコにされた覚えがあります。何が言いたいかというと、プロジェクトにもウォーターフォールやアジャイルと言った開発プロセスがあります。しかし基礎ができないのに、戦術ばかり取り入れようとしても成功はしません。パスを出す、シュートを打つ、走ると言った基本がおろそかなまま試合をして勝てるわけがありません。スコープを明確にする、作業を予定通りに終わらせる、品質を担保するといった基本を忘れずにしましょう。
まとめ
当たり前のことをしっかりやる。簡単そうに見えて実はすごく難しいです。私も常にできているわけではありません。声を出す、プレスを掛けるなんてことは試合中も頭でわかってるんですけど、まあいいやとなってしまうこともあります。 プロジェクトでも同じで、まあいいやと思ったら本当にやらなくなってしまいます。チーム全員が意識をし、意識的に行なっていくことが大切です。フットサルであれば、負けても楽しければいいということも良いと思いますが、プロジェクトは成功させなければなりません。そのために当たり前のことをしっかりやる必要があります。
最後に
クラスメソッドにはフットサル部があり、精力的に活動をしています。これだけ偉そうなこと書いてるんだから強いんだろ?と思われてる方いるかもしれませんが、弱いです(汗。エンジョイレベルです!!フットサル対戦してくれる方いたら是非ともコメント書いていただければと思います。対戦相手募集中!!